最新鋭の技術を導入した安全で正確性の高い人工関節置換術
ナビゲーションシステム/Makoシステム

ナビゲーションシステム

怪我や疾患により傷ついたり変形した膝や股関節の治療の選択肢の一つとして、人工関節置換術があります。人工関節置換術とは、関節の損傷面を取り除き人工関節に置き換える手術です。

当院では2017年にコンピュータ支援手術システム「ナビゲーションシステム」を導入。ナビゲーションシステムは、カーナビゲーションシステムと同様の原理が用いられた、高い精度の手術が可能になる支援システムです。CT画像を基にした精密な手術計画に沿って、人工関節のサイズや設置すべき位置、骨を削る深さなどをコンピュータが計算。医師は画面上にリアルタイムで表示される患者様に応じた最適な手術の道筋に従い、人工関節の設置を行います。このシステムを導入することにより、従来の目視や手技のみの方法よりも安全性と正確性の高い手術が可能になりました。

副院長 宮崎 展行
宮崎副院長
副院長 宮崎 展行
宮崎副院長

ロボティックアーム手術支援システム
Makoシステム

さらに、より正確な人工関節置換術を行うことを目的に、2023年からロボティックアーム手術支援システム「Makoシステム」を導入。ナビゲーションシステム同様CT検査による3Dデータに基づいた精密な治療計画を立て、知識と経験を積み重ねた医師の元でロボティックアームを操作して骨を削り、人工関節を設置します。

治療計画に則ってアームの動きがコントロールされる上、術中もリアルタイムで治療部位と機器の位置を正確に計測。ロボティックアームを使用することで、人の手のようにぶれることがなく、患者様への負担を抑えた安全で的確な手術が可能に。適切に人工関節を設置できれば摩耗なども低減し、人工関節の耐用性の向上も期待できます。

県内では、このような最新鋭の手術支援システムを採用している施設が少ないのが現状です。当院では、医療技術の向上を図りながらより患者様によりそい、安全で正確な治療を提供できるよう努めてまいります。

副院長 宮崎 展行
宮崎副院長

ロボティックアーム手術支援システム Makoシステム

Makoシステム