小児部門では理学療法、作業療法、言語療法の外来リハビリテーションを提供します。
※外来リハは予約制で行っていますので、外来リハを希望される方は事前にご予約をお願いします。
理学療法
理学療法では、児童1名につき週に数回の頻度で治療を行っています。充実した器具を備えたゆったりとした室内で、個々の児童の身体症状に対応した治療を行っています。また、必要に応じて、日常生活に必要な装具や用具を作成しています。治療は神経再教育に基づくボバース法、ボイタ法、上田法を中心に、その他多くの治療手技を駆使し実施しています。乳幼児においては、身辺自立や学校生活に必要な機能の習得を目標にしています。近年、増加している発達障害の子どもに対するアプローチも実施しています。
作業療法
作業療法では、幼児期から成人期にわたり、日常生活を円滑に過ごすことができるよう、心身機能の向上や環境調整を行っています。
乳幼児期
遊びを通して指先を上手に使えるようにアプローチしています。
食事動作や更衣動作などの身の回りの動作の練習も行います。
児童期
運筆操作や学習面でつまずいていることを練習します。
縄跳びや自転車といった協調運動が難しい子供さんへも、それらの運動がスムーズにできない原因を評価しながら練習に取り組みます。
青年・成人期
余暇活動、家事動作、良好な友達関係を築けるよう援助を行います。
言語療法
言語療法(ST)では、主にことば(コミュニケーション、発声など)や食事に対する機能向上を目標に治療を行います。
ことば
運動障害や、発達障害に伴うコミュニケーション活動や言語発達の遅れ、発声・発音の基である口腔機能のさまざまな問題に対し、個別に対応治療を行います
食事
生命維持、栄養摂取、生活のリズムづくりなど食事は生活の中で大変重要となります。各個人にあった食事の指導を行います。